ほわいとあうと

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【phpMyAdmin】Webブラウザから手軽にMySQLを操作する!phpMyAdminの導入【Ubuntu16.04】

はじめに

 MySQLをターミナルからではなく、手軽に管理するために「phpMyAdmin」を導入する際の備忘録としてこの記事を書いていきたいと思います。phpMyAdminを利用すると、データベースをブラウザ上でマウスを使って操作・管理することができるので非常に便利です。早速導入していきます。

準備

 phpMyAdminをインストールする際には、WebページサーバであるApachePHPを事前に導入しておく必要があります。また、phpMyAdminを使って操作するMySQLも先にインストールしておく必要があります。
 ★MySQLの導入方法はこちら
mashiroro1225.hatenablog.com

Apacheのインストール
$ sudo apt install apache2

 WebブラウザでサーバのIPアドレスを入力すると、Apache2 Ubuntuデフォルトページが表示されます。デフォルトページが表示されれば正常に動作しています。デフォルトのホームページ格納フォルダは、[/var/www/html]になっているようです。
 サーバのIPアドレスを確認するには

$ ifconfig

 試しにテストページを作成し、格納フォルダにtest.htmlという名前で置いてブラウザからアクセスしてみます。

<html>
<head><title>Test</title></head>
<body>
<p>Apache2 test page.</p>
<p>Tokyo Hokkaido Fukuoka</p>
</body>
</html>

 確認するにはWebブラウザから

http://(サーバのIPアドレス)/test.html
PHPのインストール

 ターミナルからコマンドを打つだけで完了です。

$ sudo apt install php7.0
$ sudo apt install libapache2-mod-php7.0

phpMyAdminのインストール

 ここまでインストールが済んだらようやくphpMyAdminをインストールしていきます。

$ sudo apt install phpmyadmin

 設定を行うWebサーバの種類を選ぶ画面がでるので、apache2を選択してください。パスワード設定等の画面が表示されますが、指示の通りに設定していけば問題ありません。
f:id:Mashiroro1225:20200210155246p:plain

設定の変更

 今回はローカルネット内のみからアクセスできるように変更します。
/etc/apache2/conf-available/phpmyadmin.confというファイルを作成、以下を書き込みます。

# phpMyAdmin configuration
Include /etc/phpmyadmin/apache.conf

<Directory /usr/share/phpmyadmin>
   Order deny,allow
   Deny from all
   Allow from 192.168.
</Directory>

 Apacheの再起動を行います。

$ sudo a2enconf phpmyadmin.conf
$ sudo service apache2 restart

phpMyAdminにアクセス

 WebブラウザからphpMyAdminに接続します。

http://(サーバのIPアドレス)/phpmyadmin/

 Webブラウザからアクセスできれば完了です。
f:id:Mashiroro1225:20200210160910j:plain

 MySQLのユーザ名とパスワードでログインします。

さいごに

 今回はデータベースを手軽に扱うことができるphpMyAdminの導入でした。簡単な手順でインストールすることができるので、データベースの勉強を進めていく際には最適なツールだと言えます。しかし他の方の記事にもあるように、phpMyAdmin自体の脆弱性が発見される場合もありますので、常に最新版に保って運用していくことが大切です。
 話は変わりますが、まもなくUbuntu20.04 LTSがリリースされるのでしょうか…。リリースされたらアップデートも考えていきたいですね。